走るための栄養とは?
普段、何気なく食事をしていても、いつも通りに生きていられます。
朝ごはんを食べ、仕事をし、帰宅をして、ぐっすりと眠る。
そんな日常に「ランニング」が加わることは、体の中では大きな“刺激”にもなります。
どなたにとっても、運動は大切なこと。
その運動の中から「ランニング」を選んでいただいた方のために、ランニングのための栄養の基本をお伝え致します。
エネルギー源は主に糖質と脂質

食品には様々な栄養素が含まれます。
その中でも、直接エネルギー源とのなる栄養素
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糖質(≒炭水化物)
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脂質
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タンパク質
の3つになります。3つを合わせて「三大栄養素」と言います。
特に糖質と脂質がエネルギーを生む源となります。
※炭水化物は糖質に食物繊維を含んだもの
スピードが速くなるほど、長く走るほど糖質を使う
糖質や脂質から生み出したエネルギーは、何かを考えるためや、心臓・筋肉を動かすために使われます。
普段の生活の中では、9割ほどが脂質をエネルギー源としています。残りの1割が糖質になります。
しかし、ランニングをするとエネルギー源として脂質の割合が減り、糖質の割合が増えてきます。
なぜ、走ると糖質の割合が増えるのか?
それは糖質の方が使いやすいためです。

走る時は多くの筋肉を大きく動かすため、短時間にたくさんのエネルギーが必要になります。
脂質はエネルギーにするまで“手間”がかかるため、間に合わない場合もでてきます。
そのため、手間がかからずに使いやすい糖質を優先的にエネルギー源として利用するようになります。
息が切れない程度で糖質と脂質が 50:50 ほどの割合で、「ゼーハー」と比較的速いペースになると糖質の方が多くなってきます。
そのため、たくさん・ハードに頑張るランナーにとって糖質は大切な栄養素になってきます。
糖質を“調整”してみよう!
